柳沢翔さんをご存知でしょうか。
最近、ポカリスエットのCMをつくった映像作家として一躍脚光を浴びています。
今回は柳沢翔さんの経歴やプロフィール、代表作やCMへのこだわりについて調べてみました。
目次
柳沢翔さんの経歴やプロフィール
明日9時30分〜、BUZZ-P💫
映画のようなスポーツドリンクのCMがいま話題🎥
映像ディレクター・柳沢翔さん、テレビ初インタビュー✨“見たことのない映像表現”で人々を魅了する柳沢監督。CM、映像作品のこだわりを聞きました。#柳沢翔#杉原凜#スッキリBUZZP#スッキリ pic.twitter.com/paUTR150fM
— スッキリ(日本テレビ) (@ntv_sukkiri) May 9, 2021
オシャレな洋服を着こなす柳沢翔さん。神奈川県鎌倉市生まれの多摩美術大学美術学部油画専攻卒業とのことで、映像作家のみならず油絵画家としてもご活躍中です。
1982年生まれの現在38歳にしては随分お若くみえますが、洋服のリメイクを趣味とされていてインスタではいくつもリメイク作品を公開されています。
華やかな受賞歴を持つ柳沢さんですが、そこに至るまでには様々な苦労がありました。
多摩美術大学を卒業後、東北新社に入社し制作部に配属されるも演出に取り組む機会を得られず1年半で退社。その後はTHE DIRECTORS GUILDが始めた新人養成コースを受験し見事合格するも、実績のない24歳に仕事は取れず、年収20万円の超貧乏生活。
しかし地道に広告作成や自主的なMV作成をしているうちに繋がりができてきて、転機となったのが大塚愛さんのMV作成を任されたこと。このMVに目を止めたGT INC.の田中徹さんが2010年にコカ・コーラのGEORGIA VINTAGEのCM「こだわりのバリスタ」編に柳沢さんを抜擢したことで、それまで数十万円規模の仕事だったのが、1000万円級の仕事を経験。CM制作者としての道が一気に開けていきました。
柳沢翔さんの代表作やCMへのこだわり
これまでにつくったCMの数は250本以上という柳沢翔さん。その代表的な作品をいくつか挙げてみます。
◯ 『Pokemon GO』 初公開映像(ポケモン x Niantic Labs x 任天堂)
言わずとしれたポケモンGOの全世界向け紹介初公開映像です。
◯ High School Girl? メーク女子高生のヒミツ(資生堂)
可愛い女子がたくさんいると思ったら・・・?逆再生映像は必見です。
◯ GRAVITY DAZE2「GRAVITY CAT 重力的眩暈子猫編」(SONY)
世界三大広告祭全てでゴールドを受賞した作品。撮影倉庫に小屋を用意し、重機で実際に回転させてワンカットで撮影しているというから驚き。遊園地のアトラクションのようです。
◯ 100 YEARS TRAIN(相鉄ホールディングス)
大正・昭和・平成・令和と移り変わる鉄道内の情景にノスタルジックな気分にさせられます。
◯ ポカリスエットCM|「でも君が見えた」篇(大塚製薬)
最近話題のポカリスエットのCM。若手女優の登竜門ともいわれるポカリのCMだが、今作の主演女優は中島セナ。動く床はCGを一切使わないリアルな舞台セットを人力で動かしているというから圧巻の一言。「ポカリがやりたくてCMの世界に入ったようなもの」と以前語っていた柳沢翔さん。夢がひとつ叶ったということですね。
リアルを追求した作品の数々ですが、CGをメインモチーフに用いると感動が薄いと感じるそう。画面の中心はいつもリアルなヒトやモノがあってほしい。そういうこだわりを窺い知ることができます。
柳沢翔さんのCMにかかる予算はいくら位?
売れない時代は数十万円の予算で制作していたそうですが、ここまで挙げたようなCMが果たしていくらかかってるのか、気になりますよね。
正確な数字はわかりません。が、業者による舞台セットの作成だけで1千万円は下らないと容易に想像がつきます。
さらに機材やスタッフ、多くのエキストラ、絶賛売出し中の若手女優・・・と1億は余裕でかかってるのではないでしょうか。ゴールデンタイムの放映であれば1回100万円とかのCMの世界ですから、トータルで数億円くらいかかっていても不思議はありません。
おわりに
有名映像作家の柳沢翔さんについて調べてみました。鮮やかなCM作品の数々は観る人の心を惹きつけます。
今後も様々な分野でのご活躍が期待される方なだけに、注目させていただきたいと思います。