小豆島にある二十四の瞳映画村。
壺井栄氏の小説をモチーフにしたこの映画村は、教職を志す者にとっては一度は訪れたい場所です。
小説も読んでいない、映画も観ていないという私のような人間でも感じるところはありますし、昭和にタイムスリップしたかのような世界観を十分に堪能することができます。彼女のカメラ好きが高じて訪れましたが、昨今ではインスタ映えスポットにもなっています。
今回はそんな「二十四の瞳映画村」の料金やお得なクーポン情報、小説の舞台となった本家「岬の分教場」、また滞在時間や見どころについてお伝えしたいと思います。
目次
二十四の瞳映画村の料金
二十四の瞳映画村の料金は、
大人(中学生以上) 790円
小人(小学生) 380円
幼児(小学生未満) 無料
です。
ちなみに年中無休で、トイレや車椅子用設備も完備してます。
※ 20名以上での団体割引の設定や、障害者割引の設定もあります。団体割引はクーポン利用とほぼ同等、障害者割引は概ね半額になります。障害者手帳をお持ちの方は持参しましょう。また、3回以上の入場でお得な年間パスポート(大人・小人ともに1,500円)もあります。
割引については、フェリー乗り場のパンフレットに割引券がついていたり、渡し舟の往復券とのセット券(参考:小豆島の二十四の瞳映画村へのアクセス。渡し舟の時刻表と営業時間)があったりします。
公式サイトにも入場割引券がありますので、どうぞご利用ください。
二十四の瞳映画村から700mの岬の分教場
二十四の瞳映画村は1987年に公開された映画のロケのオープンセットです。実際に映画の撮影が行われた場所です。
対して、原作小説である「二十四の瞳」のモデルとなったのは、昭和46年に廃校となった「岬の分教場(旧苗羽小学校田浦分校)」です。
映画村内にも岬の分教場を模した建物はありますが、窓から見える景色が大きく異なります。岬の分教場からは古いグラウンドや庭の景色が見えるのに対し、映画村内の建物からは海が見えます。
正直映画村のロケセットのほうが景色は良いですが、折角なので両方見ておきたいところです。
岬の分教場のチケットは大人 240円ですが、先の割引クーポンを使ってセット割引券を購入すれば、映画村の入場料に+80円で見学することができます。
教職員からのメッセージには熱いものが込み上げてきます。
ちなみに映画村版 岬の分教場はこんな感じです。
海が見えますね。
映画村〜岬の分教場は700mの距離なので徒歩でも行けますが、しんどければ映画村前にボンネットバス乗り場とレンタサイクルがあります。ボンネットバスは無料ですが、ゴールデンウィークと夏休みの一部期間しか運行していません。
この醤油樽でできたバス停の前にレンタサイクルがあります。100円/15分です。アプリからの登録が必要なため、少々面倒かも。
二十四の瞳映画村での滞在時間
映画村での滞在時間は何をするかによります。
映画村内をぐるっと1周するだけなら20分程度で済みます。
映画村内で何か食べたり、お土産を探したり、ゆっくり写真を撮ったりするなら、60分くらいは見ておいたほうがよいでしょう。(もし二十四の瞳の無料鑑賞をするなら、+160分必要です(笑))
岬の分教場も合わせて見学するなら、往復の距離も考えて+40〜50分は必要になるでしょうか。
ここでいくつか映画村の見どころについて触れてみたいと思います。
花咲か爺さんの花畑とこいのぼり
3月なので菜の花と鯉のぼり。夏は向日葵、秋はコスモスを楽しむことができます。また、右奥には天満宮と映画鑑賞のできるギャラリー松竹座が写っています。
天満宮からの眺め。
二十四の瞳の像「せんせあそぼ」
大石先生とじゃんけんする子どもたちの像です。
岬の分教場のロケセット
先ほど、教室内の写真を載せましたがその外観です。映画村の看板もあります。
昭和へタイムスリップ
映画村全体を通じて、昭和の村の風景が再現されています。
また、今回は時間の都合上立ち寄りませんでしたが、「Cafe’ シネマ倶楽部」で昔懐かしい給食セット(890円、牛乳やカレー・揚げパン)や、小豆島名物の醤(ひしお)丼(850円)を楽しむことができます。
手軽に済ませたいなら「チリリン屋」の極上醤油ソフト(300円)もおすすめです。オリーブ園のオリーブソフトと合わせてどうぞ^^
入口受付では着物のレンタル(500円)もやっており、昔の子どもが着ていたような白黒の絣(かすり)の着物で昭和の雰囲気を味わうこともできます。
渡し舟の最終便が16:30なので、私は60分〜70分で本家 岬の分教場含めて見て回りました^^;
さいごに
二十四の瞳映画村の料金は若干高めに感じられるかもしれませんが、割引やセット割をうまく使えば安く見て回ることができます。特に岬の分教場とのセット割はおすすめです。
滞在時間は何をするかによってまちまちですが、食事をしないのならとりあえず60分くらいみておけば満足できるのではないかと思います。
小豆島全体でアート作品やインスタスポットに力を入れていることもあってか、インスタのコンテストポスターが貼ってあったりしました。実際、カメラ好きな彼女と行って、写真を撮りまくるのに充分楽しめる施設だったように思います。