テニスのフットワークに対する意識。回り込みとチャンスボールのコツ!

テニスのスタンスとフットワーク

 

テニスで一番重要なものは?と聞かれたら、フットワークと答える人は多いでしょう。

フットワークは上級者以外は意識的に行う必要があります。

今回はフットワークに対する意識と、回り込みフォア・チャンスボールでのフットワークのコツについて触れてみようと思います。

目次

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テニスのフットワークに対する意識

ではでは、フットワークを良くするにはどうしたらいいのでしょうか?

答えは単純明快です。

 

走って走って走りまくること!

 

もちろん瞬発力と持久力の両方を鍛えなくてはならないので、インターバル走などトレーニングメニューを練る必要はありますが「走る」以上にフットワークを良くする方法はないでしょう。

 

でも私のようなおじさんにとっては、目を背けたい事実であるのも確か。

目指すところが競技者じゃないのなら、走り込みなんてしたくないですからね(中学生〜大学生は無論走り込み第一ですよね)。

 

となれば、肉体的向上ではなく、自分のできる動きの範囲で技術的向上を目指すことになります。

生涯スポーツとしてテニスを楽しむなら、それで十分ともいえます。

 

で、動かない脚を少しでも効率よく動かすには、、、ということで大切になってくるのが「意識」。

 

昔取った杵柄で「意識」せずとも動ける上級者はさておいて、初中級者は振り返りも兼ねて、フットワークに対する「意識」を改めてみましょう。

 

1, 細かく小刻みに動かす

「なんか反応が鈍いな」とか「ネット前のボールに全然追いつけない」って時は、脚が止まっている可能性大です。あるいは大股でドタドタ走っているか。

その場で常に「スタタタッ」と脚を小刻みに動かしてみましょう。体力は削れるものの反応は良くなるはずです。

打点に入るときなんかも、「ダダダッ」と走っていっても止まる時は小刻みな動きになりますしね。でないと止まりきれません。

 

 

2, スプリットステップ

相手が打つ瞬間に軽くジャンプするあれです。

正確にいえば打つ瞬間に着地してすぐに反応できるのがベストです。

 

人によっては腰をグンと落として沈み込むことで、ジャンプする代わりにする人もいます。

私も脚が重いのでそうしてましたが、やはりジャンプしたほうが次の反応は早くなると思います。

いずれにせよ、スタンスを広くとって体勢を低くし、膝を柔らかく意識することが大事です。

 

 

3, 目線を一定に

「うまく打てない」とか「ガチャる」時は、目線がブレている可能性があります。

ボレーはもちろん、ストロークでも目線を一定にする。というか、動いてるときは常に目線の高さを一定にする意識で動きます。

そのためには常に、スタンスを広く重心を低く。膝は軽く柔らかく曲げた状態で動きます。

 

 

とりあえず上記3点挙げてみました。

細かいことをいえばサイドステップとかクロスステップとか、ステップの話もあるんでしょうが脚がもつれるのでやめときます。

 

多分3つもいっぺんに出来ないと思うので、まずは細かく小刻みに動かすところから試してみてはいかがでしょうか。

テニスでの回り込みのフットワーク

実践的なフットワークとして、回り込みのフットワークについて1つポイントを。

 

回り込んでフォア!

ってやつですね(笑)

 

「わてはバックのほうが得意なんや!」って人は無理しなくてもいいと思います。

ただ、多くの人はフォアのほうが強打できるので、回り込んで一撃喰らわせたいもの(偏見かも^^;)。

 

細かいシチュエーションとしては、右利き想定でクロスでの打ち合いから自分のバック側となるストレートに振られたとき。あるいはストレートでの打ち合いから逆クロスへ振られたとき等です。

 

とにかく、バック側にきたボールをバックハンドで返すのではなく、回り込んでフォアハンドで返したいのです。

 

この状況だとボールに対して、一直線に真っ直ぐ突っ込んでいって? 180°ターンして? という人は少ないのではないでしょうか。自分には無理です。

 

一般的にはバックステップやサイドステップで近づきます。

  • バックステップ・・・ラケットを引いた状態でボールに対して後ろ向きに突っ込む(打点に入ればフォアでそのまま打てる形)
  • サイドステップ・・・反復横跳びのように打点に近づき、打点に入ればラケットを引く動作と連動して90°ターンする

 

ここで言いたいのは、どっちがいいとかそういう話ではないので、自分にとって速いステップを使いましょう。

 

前置きが長くなりましたが、一番のポイントは以下の図です↓↓↓↓↓

テニスの回り込んでフォアのフットワーク

 

 

わかります??

絵心がないので、かなり伝わりにくいかも^^;

 

解説すると、ストレートラリーから逆クロスへ振られたときに、バックステップだろうがサイドステップだろうが、打点に一直線に入るんじゃなくて、弧を描くように入りましょう、ということです^^;

一直線に入るとどうしても身体が開きがちになります。さらにボールが身体に対して斜めに食い込んでくるので打ちづらいのです。

 

なので、図のように一度斜め後ろ方向に走り、打点に対して後ろから前へ入れるように動けるとスムーズです。

 

ボールがバウンドする場所をしっかり見て、打点を予測し、後ろから前へ入れるように。

 

初めは難しいと思うので「振られたら、斜め後ろに走る!」くらいでいいと思います。もちろん、ボールが前に落ちるときは斜め前に走ってくださいね(笑)

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テニスでチャンスボールを決めきるコツ

もう一つ、実践的なフットワークとして、チャンスボールでのフットワークを紹介します。

 

具体的にいえば、トップ打ち(高い打点でのフラット強打)やスマッシュでのフットワークです。

 

プレッシャーのかかる「ここぞ!」という場面で決めきれるかどうかは、初中級者と上級者の境目だともいえます。

 

 

ここでのポイントは「後ろから前へ」です。

 

緩いロブがきて時間的に余裕がある。叩きこめる!

そう思ったら、数歩後ろに下がります

 

そして、一度下がってから打点を合わせるように前へ動きます。

 

大体、チャンスボールでミスする場合、打点が合わずに上へ飛んでいってしまったり、詰まったりするケースが多いです。

それが、一度後ろに下がることにより、テンポ良く打点に入ることができるようになります。

 

前から後ろに進むより、後ろから前に進むほうが遥かに簡単です。

焦らず後ろに下がることにより、一呼吸おくこともできます。

 

あとは力まないように注意して、決めちゃってください。

さいごに

テニスのフットワークに対する意識と、実践編として回り込みとチャンスボールのフットワークのコツについて触れてみました。

ホントは「走り込む」のが一番効果的なんですけどね^^;

 

マラソンランナーでもあるまいし、私のようにこの暑いなか走ってられない方は、せめて練習中の意識だけでも強く持ってもらって、練習中だけでも人より多く動いてもらえればと思います。

 

繰り返すことで段々自分の動きの型みたいなものができてくるはずです。

 

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