新社会人の引越しの手続きについて。引っ越しはいつ?費用は?

新社会人の引越し

春から新社会人。

住む部屋が決まったら、次は引越しの準備です。

--
まずは部屋探しだよ!って方は、前回記事をご覧ください↓↓
新社会人の家探し体験談。部屋探しのポイントについて!
--

意外とすることが多くて戸惑うかもしれません。

漏れなく油断なく滞りなくそろりそろりと進めてまいりましょう!

目次

スポンサーリンク

新社会人の引越しの手続き

実家から初めて上京する新社会人(=あなた)を想定してお話しますね。

今いる家や下宿先を引き払う場合、廃止の手続きが必要になったり、新規契約ではなく変更手続きになったりするので、そういうのはないという想定です。

 

さて、何からいきましょうかね。。

1,入居日を決定する(引越し2ヶ月〜1ヶ月前まで)

まずはやはり部屋の契約を済ませ、入居日を決めるところからでしょう。入居日が決まらないことには段取りも立てられません。入居日は入社式の2週間〜1週間前がベターです。引越し後の荷物の荷解きから、市役所関連の手続き、周辺の散策などをしつつ、ゆっくり心と身体の準備を整えていきましょう。部屋の契約には契約書のサイン(保証人のサイン含む)と家賃の振込み(3月の日割り分+4月分+敷金・礼金)、また企業からの内定証明書や口座振替用紙等の各種書類が必要となります。

2,引越し業者を手配する(引越し2ヶ月〜1ヶ月前まで)

入居日(=いつから入れるか)が決定したら、その日に荷物が届くように引越し業者を手配します。寝床をつくらないといけないので、昼一くらいから動けるようにしたいところです。サカイやアートなど、いくつかの引越しサイトを見較べてみましょう(関西への引越しであれば、「町の引越し屋さん」が価格・対応ともに良かったのですが、それはまた別のお話)。関西→東京でしたら、単身パックで5万円程度でしょうか。変にマイナーなとこを選ばなければ、ハズレを引く可能性も低くなります。

比較する際に注意したいのは、「引越し見積り比較サイト」を利用しないこと。一見、安い引越し業者を探すのに良さそうですが、住所や電話番号を登録すると、各引越し業者から個別にメールや電話がバンバン入ってきます。「比較サイト」で仲介・集計してくれるんじゃないんかーい!!って突込みいれたくなること請け合いです。結果、安いとこを探そうと思うと、一件一件条件など説明しなきゃならんので、比較したいなら自分で絞って直接連絡したほうが良いです。

なお、家具や家電は量販店やネットで購入したものを、お店から直接配送するように手配しておいたほうが楽です。ですので、引越し業者に運んでもらう荷物の量を考えるときは、家にあるもので持っていきたいものをベースに考えるとよいでしょう。

3,市役所へ行く(引越し14日前まで)

市役所へ行って必要な手続きについて聞きます。大抵は引越しの際に必要な手続きに関する冊子を貰えると思うので、ゲットしておくとよいです。その場でできることもあるので、必要なもの(免許証等の本人確認書類、印鑑、保険証、新住所のわかるもの、マイナンバー等)一式持参していくと賢いです。以下、必要な手続きを列挙します。

3−1,転出届

住民票の取得や、市民税や住民税の支払い先を、引越し先の管轄に変更するために必要な手続きです。お住まいの市に「転出届」を提出しておき、引越し先の市に「転入届」を引越し後14日以内に提出します。

3−2,健康保険の返却

親が自営業などで、国民健康保険を利用している場合は保険証を市へ返却します。病院にかかる可能性もあるなら、引越し14日前までは持っておいてギリギリに返却しましょう。

親の会社の健康保険に被扶養者として加入している場合は、親から会社へ返却してもらいましょう。引越し後は内定先の会社の社会保険に加入します。

3−3,印鑑登録の廃止

あなたの印鑑で実印登録している場合、一旦廃止し、引越し先で再度登録することとなります。多分学生で実印を持ってる人は少ないと思いますが、社会人になれば不動産や自動車の売買などの重要な局面で必要となってきますので、印鑑をつくっておくのもよいでしょう。

3−4,その他の手続き

自動車を既に持っていて引越し先に持っていきたい場合、車庫証明と車検証の住所変更手続きをする必要があります。引越し前に手続きは必要なく、引越し後にそれぞれ警察署と運輸支局へ出向いて実施する手続きとなります。
また、ペットを連れて行く場合もペットの登録住所変更が必要になります。これらの詳細については、本記事では割愛します。

4,郵便局へ行く(引越し7日前まで)

市役所の次は郵便局です。あなた宛に届く郵便物の転送設定をしてもらいます。転送開始日から基本1年間は、あなた宛の旧住所への郵便物が新住所へ転送されるようになります。

5,引越し先の管轄に電気・ガス・水道の使用開始連絡をする(引越し14日前まで)

部屋探しの時に賃貸業者から説明があったと思いますが、引越し先を管轄する電力会社・ガス会社・水道会社に使用開始依頼の電話をしておきます。「◯月◯日からどこどこで使いたいです」と伝えればOKです。電気と水道は勝手に使えるようにしてくれるのですが、ガスだけは立会いが必要です。引越し当日か翌日くらいで余裕のある時間帯に来てもらうようにしましょう。

また、その際にガス警報機のリース契約について話があると思います。月300〜400円でガス漏れや煙検知の警報機のリース契約ができますが、必要ないと思う方はきっぱりと断るようにしましょう(私は5年間で一度も鳴らしたことはないですが、転ばぬ先の杖なのでそんなもんです)。

ちなみに公共料金(電気・ガス・水道・NHK・インターネット・携帯)の引き落とし先は一箇所に決めておいたほうがわかりやすいです。電気はあっち、水道はこっちだと後々わからなくなります。おすすめはクレジットカード払い(クレジットカード経由で銀行口座から支払い)にすること。ポイントが毎月溜まっていきます(・∀・)

6,家具・家電を買い揃える(5までと並行して)

家具であれば地元のアウトレット品専門店がおすすめです。部屋探しの際に採寸した寸法に合うように、お店で買って引越し日以後に郵送してもらうようにしましょう。家電は家電量販店かネットで、「新生活応援セット」を買い求めると良いと思います。こちらも寸法を間違えないように。中古でも安く済ませたいのであれば、先輩に不用品を譲ってもらったり、引越し先のジモティー等で検索してみたり、リサイクルショップを活用するのも良いかもしれません。私が購入したものについては、参考までに費用の欄で後述します。

7,家族との別れを済ませる(引越し前日まで)

家族としばらく会えなくなります。引越しの手伝いに来てくれる場合はもうちょっと先かもしれませんが。これまでの感謝の想いを伝えておきましょう。

8,いざ引越し(引越し当日)

引越し日当日に新幹線や飛行機で上京します。到着次第、賃貸契約を結んだ代理店へ向かい、簡単な説明ののち鍵を入手します。アパートに着いたら軽く昼食を済ませて昼一に引越し業者が来るのを待ち構えます。1時間程度で運び入れが完了次第、開封作業を開始します。並行して家具や家電が送られてくると思うので順次設置してもらいます。私の場合はベッドの組立てが一番大変でした。

また、電気や水道が使えるようになっているか確認し、ガスの立会いも済ませておきましょう。バタバタするようならガスは翌日でもいいですが、電気は夜までに使えるようにしておかないと真っ暗になります。なので、照明器具の取り付けも夕方までには済ませておきましょう。寝床と明かりと水の確保が最優先ですね。

9,市役所へ行く(引越し14日後まで)

少し落ち着いたら引越し先の市役所へ行きます。必要になりそうなもの一式(免許証等の本人確認書類、印鑑、保険証、新住所のわかるもの、マイナンバー、年金手帳等)持参するのを忘れずに。

9ー1,転入届

地元で提出した転出届のデータが届いているはずです。転入届を提出することで、そのデータを基にその市に住んでいることを登録していきます。これで税金関連や住民票等、必要な手続きがこの市役所でできるようになります。

9ー2,国民年金

年金手帳を持参し、国民年金の住所変更をおこないます。入社後は自動で厚生年金に変更になるとは思いますが、念のためなにか手続きが必要ないか合わせて聞いておきましょう。

9ー3,マイナンバーの住所変更

合わせてマイナンバー記載の住所を変更してもらいましょう。と言っても、カードに記載の旧住所を手書きで新住所へ書き換えてもらうだけですが。

9ー4,印鑑登録

もし実印をつくったのなら、印鑑登録をしておきましょう。そうそう使う場面はありませんが、大人になった気がします(笑)

銀行印と共用で1本つくる人も多いようですが、紛失や盗用、印影流出のリスクを鑑みると、実印と銀行印は分けたほうが無難でしょう。

あれです。パソコンとかiPhoneで重要なパスワードとどうでもいいパスワードは分けましょうって、それと同じです。なので、印鑑は実印と銀行印と認印(+シャチハタ)の3〜4本用意し、実印と銀行印は保管場所を分けておくことをおすすめします。普段使いで宅配便とかにはシャチハタ、ちょっといいお店など公共の場では認印とすると良い感じです。ネットで3本セットとかで売ってます。

10,警察署に行く

市役所に行ったその足で警察署に行きましょう。運転免許証の住所変更をしてもらいます。もちろん免許証を持ってない方は行く必要はありません。

11,銀行に行く

給与振込み用の口座を準備しておきましょう。既にお持ちの方は住所変更のみでOKです。地銀や信用金庫でもいいですが、転勤とかを考えると三菱UFJとか三井住友とか大きいところでつくっておいたほうがどこでも下ろせて便利です。もちろん、会社が推奨する口座があるなら、そこにしておきましょう。入社後に確認してからでも構いません。

ちなみに私は給与振込用の口座と、ネット銀行の少額しか入れない口座を使い分けてます。ネット銀行は口座開設に余計な手間がかからないのと、通帳・キャッシュカードが存在しないこと、振込手数料や出金手数料が無料となるハードルが低いこと等が特色です。

なので、私は振込用の口座から使う分だけをネット銀行にスマホで(手数料無料で)振り込んで、コンビニで(手数料無料で)下ろして使うようにしてます。キャッシュカードとか持ち歩きたくないので。ネット銀行をメインの口座としてつかうのは、、、ちょっとリスク高い気がするので個人の判断でお願いします。

あと、余裕があるなら投資を始めてみることをおすすめします。投機ではなく投資。
会社の持ち株会や財形の話を聞いてから合わせて考えてみるといいと思います。

参考:「普通の投資」を始めよう(Chikirinの日記)

12,その他の住所変更

転送設定したとはいえ、わかる範囲で住所変更を進めておいたほうが無難です。クレジットカードや保険関連など重要なものからはじめ、TSUTAYAカードや各種ポイントカード、ネットで住所登録しているものも変更しておきましょう。携帯の住所変更はショップに寄ったほうが楽かもしれません。ついでにプラン見直したり。割引が外れてしまうようなら、しなくてOKです。

ちなみにパスポートは引越し時の住所変更は必要ないです。結婚して氏名が変わったり、本籍(戸籍の所在場所)が変わったときだけでOK。

本籍っていつも何それ?ってなるので書いておくと、戸籍(=自分が日本国民たる証)の所在地を示し、地番がある場所なら好きな場所を指定できる(富士山山頂等でも可)ものです。ただ、手続きが面倒なので普通は生まれた場所などになっているはず。戸籍謄本や戸籍抄本は本籍地の市役所でないと発行できず、郵送で取り寄せるのは面倒なため、結婚時やその場に長く留まることが決定している場合に変更しておくとよい。

13,インターネットを契約する

必要な方はアパート指定の回線業者に連絡するか、指定がないなら家電量販店などで手続きしましょう。大体、電力系かNTT系かケーブルTVのいずれかの回線が引き込まれていて、お好きなインターネットプロバイダ(OCNとかSo-netとかBIGLOBEとか)と契約してその回線をインターネットとして使えるようにしてもらいます。プロバイダは家電量販店おすすめのとこでいいと思います。インターネット契約するなら、wifiの設置と携帯のプラン見直しもお忘れなく。

14,近隣施設のチェック

安いスーパー、惣菜屋さん、飲食店、病院、薬局、遊ぶところ、休みの日に行ってみたいところなどをチェックしておきましょう。
電車で2〜3時間程度で行ける距離なら、休みに日帰り旅行などしてみても楽しいです。

余裕のあるうちに公共料金の支払設定も終わらせておきましょう。

15,入社式

いよいよ社会人となるときが来ました。心の準備は万全でしょうか?
学生の頃より出来ることが格段に増える社会人生活。精一杯楽しんでくださいね。

入社後には給与や福利厚生、健康保険、持株会、財形貯蓄等など、人事から説明があると思います。
後々になると意識しなくなることばかりなので、最初の時間のあるうちにきちんと判断しておいてくださいね。

新社会人の引っ越しはいつ?

上でも書きましたが、入社式の1週間〜2週間前がベターです。見てもらってわかる通り、引越し後にすることが意外と多い。自炊の練習なども初めのうちにやっておいたほうがいいかもしれないですしね。半分くらいの人はコンビニ暮らしになると思いますが(・∀・)

早い人は3週間〜1ヶ月前くらいに引越す人もいるようですが、卒業式や家賃との兼合いを考えて決めればいいです。

地元でやり残したことがあったり海外に卒業旅行へ行ったりするならギリギリに引越す、早く上京して休みのうちに遊び倒したいのならさっさと引越すって感じでしょうか。

スポンサーリンク

新社会人の引っ越しの費用

私の引越しメモ(実際に使った費用)を晒しますw 関西→東京への引越しで、#はコメントです。
引越しにかかる費用は会社支給の30万円と、足りない分は親に助けてもらってますm(_ _)m

 

[su_box title="引越し時の購入リスト" style="soft" box_color="#11bed2"]

2/8

家探し夜行バス代  13,500円

電車代        2,000円

食費代       2,000円

---------

計         17,500円

 

2/11

コタツ机

コタツ布団(掛・敷)

姿見 #大きい鏡だが要らんかった。

座椅子

テレビ台

---------

計         20,000円(@あかや(アウトレット))

 

2/19

アパート契約金+4月分の家賃

住民票・印鑑登録証明書

郵送料

健康診断結果に対する検診料 #血圧高くて再検査

----------

計         205,000円

 

2/24

スーツ代(3着)+交通費 #3着セット。春秋物2着・冬物1着がいいかも。

----------

計          60,000円

 

2/26

mac mini + 周辺機器 #パソコン買いました。

-----------

計         105,000円

 

3/2

iPhone(毎月割にて月々払い ⇒ 初期費用は0円)

スーツバッグ、シューズ、ワイシャツ、靴下

-----------

計          25,000円

 

3/3

調理器具他、小物類 #ティファールやブリタは重宝します。

------------

計          35,500円

 

3/5

ズボン ✕2, 七分袖シャツ 14,800円

革靴(+防水スプレー) 9,000円

Webカメラ ✕2, 置き時計, iphoneカバー, DVD 6,300円

戸籍抄本 500円

-------------

計          30,600円

 

3/11〜3/13

卒業旅行@九州

---------------

計          59,000円

 

3/16

電源タップ、耐震マット、HDMI変換機

-----------

計          6,100円

 

3/19

冷蔵庫      21,800円

洗濯機      23,300円

炊飯器       7,810円

オーブンレンジ  13,600円

アイロン      2,260円

ドライヤー     1,800円

ペンダントライト  5,980円

---------

計         76,550円(@ジョーシン)

 

同 3/19

すのこベッド          8,800円

新20色羽根布団8点セット  8,379円

ラグ(カーペット) 4,480円

カーテン      6,800円

---------

計         28,460円(@楽天)

 

3/20

実印・銀行印

---------

計        11,550円(@楽天)

 

3/21

ポータブルDVDプレーヤー、USBキーボード

母の携帯(初月 6,000円、2月目 3,400円、以降1,400円)#家族割で通話無料

-----------

計         4,000円

 

3/23

引越し代金 #引越し当日

-----------

計        30,400円

 

3/26

TV        31000円 #引越し先で購入

自転車       13700円 #同上

小物        4000円 #同上

----------------

計         48700円

[/su_box]

 

母が心配性で、過剰な買い物になっていた気がします。総計で50万円くらいでしょうか(敷金・礼金・家賃・卒業旅行費除く)。会社の補助があって助かった。。

引越し先でも買い物はできるので、必要かどうか判断がつかないものは必要になった時点で購入すると良いと思います。

新生活はワクワク

社会人になるとかなり世界が広がります。最初はマナー研修とか座学とか肩慣らしな感じだと思うので、同期との仲を深めておくといいです。学生時代に友達が少なかった人にとっても、一生付き合える友人をつくる最大のチャンスだと思います。

行ける場所も広がりますし、いろんなことが自分の判断でできるようになります。疲れたオヤジにならないよう、学生のときより社会人になってからのほうがずっと楽しい、いまが最高だといえるよう、希望いっぱいで頑張ってください。若さは最高の武器です(^^)

 

スポンサーリンク
コメントを残す