豆まきをマンションでするには?散らからない工夫と豆の種類

豆まき

マンション住まいだと近所付き合いが希薄だったり、物音に気を遣ったりします。

節分に豆まきを子どもと楽しみたい!と思っても、ご近所さんに気兼ねするのではないでしょうか。

気を遣う必要なんてないだろと思う自分と、いやいや気を遣えよと考える自分がいたりします。

面倒くさいところですが、いくつか解決案を考えてみましょう。

目次

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豆まきをマンションでするには?

小さい頃は前の家の壁にボールをぶつけて壁当てしたり、フリスビーを車にぶつけたりしたものです。

いま思えばゾッとするところはありますが、バレなければどってことないですし、もしバレても子どもがやってることだから仕方ないと笑って許される部分もありました。

 

都会と田舎の違いなんでしょうか。それとも時代の違いなんでしょうか。

いまだと子どもを直接叱ることもなく、親にキレ気味に怒鳴りつけるか、黙りこむかの人が多いんじゃないでしょうか。

 

かく言う私も、それほど歳をくってるわけでもありませんし、そんな自分勝手な人間の一人です。

一軒家ならまだしも、マンション住まいだと特にご近所付き合いもなく閉鎖的な場合が多いように思います。

引っ越しの挨拶に伺っても、居留守を決め込まれたり、インターホン越しに「あー、間に合ってます」とか「結構です」とか言われたり。

そりゃあね、わかりますよ?

物騒な世の中で、殊更にセキュリティが叫ばれるような時代だし、特に女性の一人暮らしなんて居留守使ったほうがいいに決まってる。性善説を信じこんで、痛い目をみるようじゃ危機意識が低いと言わざるを得ない。

 

でもね??

善意でもって、けじめとしてきちんとご挨拶しておこうと伺う側の人間の気持ちも考えてくださいよ。インターホン越しにブッちぎられたらどう思います?別に俺もあんたみたいな奴にわざわざ挨拶したくねぇよ!ってなりますよね?

そんななか出てきて、「ありがとうございます。これからよろしくお願いします。」と一言言ってくれる女性の天使っぷりったらもう!!!

 

まぁ、あれです。挨拶する側にはする側の事情がありますし、受ける側には受ける側の事情があるってことです。別にどこにも悪意を持った人間なんていなくても、迷惑になるかどうかは人それぞれの考え方次第です。俺はごちゃごちゃ考えるのは嫌なんで、今度引越ししても挨拶周りはするつもりはないです。一軒家で回覧板とかあったら話は別でしょうが。

 

こんな閉じた世界だからこそ、SNSが流行るのかもしれません。孤独を紛らわしたいけれど、リアルに知らない人と付き合うのは怖い。だから、端末越しに物理的な接触のない人付き合いを求める。本当は街を行き交う見知らぬ人々とハイタッチでもかわせれば言うことはないんでしょうけど。クラブとかスポーツバーとか、ハロウィンのイベントとか、そういう空間的・時間的に限定された場所で他人と騒ごうとするのも同じ理由なのかもしれません。よくよく考えれば、井戸端会議だってある意味限定された場所といえるわけですからね。近所付き合いが希薄になった分、別の空間や時間での付き合いが主流になってきているのでしょうか。

 

前置きが長くなってしまいましたが、節分の豆まきだってこれと同じです。

ところ変われば状況が変わる。環境が変われば人が変わる。

ちょっとくらいいいだろって、やる側の人間は思います。でも、そのちょっとをやられる側になって考えてみたとき、あなたは許せますか?

 

大声で「鬼は外!福はうち!」と騒ぐ子どもの声。上からベランダに降ってくる豆。車にバラバラと落ちる豆。その豆を食べにくる鳩や鴉の糞害。

 

たとえあなたが許せる寛容な心の持ち主だとしても、それを許せない人がいます。

いや、違うか。。。

許せるだけの心の持ち主だとしたら、周りの迷惑になるかもしれないことをわざわざやりませんもんね。許せない狭い心の持ち主が「やられたら許さんけど、俺がやるのはいいだろ!」って横暴な理屈をこねるだけですね。はっきり言ってはた迷惑です。

 

では、マンションでの豆まきは諦めるしかないのでしょうか。

そうですね。

マンションではやらない、というのが一番無難な選択だと思います。しかしそれではあまりにもアレなので、注意点といくつか方法を考えてみました。

 

マンションでの豆まきで注意すべき点

1,大声を出さない
子どものテンションが上がって大声になるというのは容易に想像がつきます。普段からギャーギャー騒いでも誰も文句を言ってこないなら、それほど気にする必要はないかもしれません。

 

2,「鬼は外!」で豆を外にバラまかない
2階以上にお住まいの方は絶対ダメです。下の部屋のベランダに落ちるかもしれませんし、車に当たるかもしれません。もしかすると人に当たる可能性だってあります。

 

3,「福はうち!」で豆を床にバラまかない
片づけも大変ですし、多分やらないと思いますが、こちらも下の階にいる人は五月蝿いはずなので。

 

4,豆を共用スペースにバラまかない
廊下などの共用スペースはあなたの私物ではありません。もし軽くまく場合でも、管理人が怒ってきたり黙って掃除されたりすることがあるので、すぐに回収するように。

 

マンションに住む人が豆まきする方法

0,近隣のお宅(最低でも左右と下の部屋)に許可を得る
「◯時からうるさくなりますが、お気を悪くしないでください」と許可を得る。まぁ、これが出来るくらいの理想的な近所付き合いなら、わざわざこんな記事を読んでないでしょう笑

 

1,公園へ行こう!
公園で思う存分まきましょう!公共の施設で、、っていうツッコミはなしでm(_ _)m

 

2,豆まきイベントに参加しよう!
神社などで実施される豆まきイベントに参加しましょう!豆の代わりにお菓子やおひねりが飛んでくる地域もあります。

 

3,エア豆まき!
豆まきをするフリをします!笑 思いっきり身体を動かせばそれはそれで楽しいものです。

 

4,豆をまかずに置く
あまり楽しくはありませんが、豆まきの意図を汲んだ悪いものを追い出す方法です。外にまくのがダメなら、豆を歳の数だけ半紙で包み(20歳なら20個)、家から一番近い四つ角に落とす。そして振り返らずに帰る。辻の交わる場所は異界へ通じる場所とされ、そこに悪いものを豆に託して捨ててくるという考え。基本的に家長や年男・年女がとりおこなう。地域によっては5円や10円を包むところもあり、他の人がこれを拾うと福を拾ったことになる。

 

5,ベランダにまく
豆まきの正しい作法は種を蒔くように下手投げ。思いっきり投げなくてもいいので、ベランダにそっとまく方法。ただ、これだとあまり楽しくないので、鬼ダーツや鬼輪投げ(お庭投げ)なんてどうでしょうか。

鬼ダーツはベランダに鬼の絵とお腹部分にダーツのような同心円と点数を描いた紙を貼ってぶつけるゲーム。さらに音防止のため、紙ではなく布に描いたり、点数を数えやすいように両面テープ(というよりシート)を貼り付けたりすれば完璧です。

鬼輪投げは鬼のお面等を貼った紙コップに点数を書き、豆を投げ入れるゲーム。子どもが自主的に豆を拾うので片づけも楽チン。さらに点数に応じた景品を用意すれば、子どものテンションブチ上げです笑

 

 

子どもと楽しむことを考えると、イベントに参加するか、ベランダを使ってゲーム形式にするのが良さそうですね。

 

ちなみに、節分の豆まきの正しい作法をきちんと子どもに伝えたい場合は、こちらの記事も合わせてどうぞ↓↓↓

節分の豆まきの作法とは?

豆まきで散らからない工夫

大声で派手に豆まきすると、近所迷惑だけでなく、家のなかも大変なことになります。

極力散らからないようにしたいですよね。

 

ということで、豆まきで散らからないようにする方法について、いくつかお伝えします。なお、これらの方法は近所迷惑にもならないようにするので一石二鳥です( ̄ー ̄)ニヤリ

デメリットは、じぶんのなかにいる面倒くさがりの鬼が顔を出すことかな!?

 

1,豆爆弾をつくる(小袋入りの福豆をそのまま投げる)
バラすから散らかるのであって、ならばバラさなければいい!という考え。子どもは豆だろうが、豆袋だろうが意外と気にしないものです。

可愛い子どもたちと一緒につくるのもオツなものですよ♪♪
[su_youtube url="https://www.youtube.com/watch?v=L8o-TWnjRPc"]

 

2,落花生をまく
大豆の代わりに落花生をまきます。ご存知の通り、落花生は豆が殻のなかに入っていて粒が大きいです。散らばりにくいことと、拾いやすいことが利点です。ただ、踏んづけると、粉々になって片づけが普通の大豆より大変なのでご注意を( ̄▽ ̄|||)

落花生の殻に番号を書いておいて、子どもが拾った落花生とその番号の景品を交換、なんてゲームも楽しくていいですね。

 

3,お菓子をまく
大豆の代わりにお菓子をまきます。愛知県あたりで始まった風習のようです。アメやチョコやマシュマロ、たまごボーロ、猫を飼っている場合はキャットフードなどをまきます。どれも一長一短なので、小袋にいろいろ詰めるのもいいかもしれません。

 

4,一部屋限定にする
「福はうち!」でまく部屋を一部屋限定にします。できればものが少なく回収のしやすい部屋であればベターですね。

豆爆弾はなかなか良いです。食べるときに衛生面も安心です。鬼役の人は爆弾だけに少々ダメージが大きいですが(笑)

 

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豆まきの豆の種類?

大豆の代わりに落花生をまくのは、別に変なことじゃありません。北海道や東北(新潟・福島以北)、鹿児島や宮崎ではむしろ大豆より落花生が普通です。

起源は昭和30年代の北海道らしく、落花生のほうが雪の中に落ちたときに見つけやすく、また衛生的にも食べやすいし、カロリーも高い(大豆の約1.4倍)とのこと。

暖かい地域であるはずの鹿児島や宮崎では、鹿児島に落花生の産地があるので広まったそうです。落花生の生産量No.1の千葉県では大豆が主流のようですが(笑)

 

特に小さい子やペットのいるご家庭では、大豆に較べて誤飲した際に喉に流れにくいので良いかもしれません。

 

大豆や落花生のほかにも、

  • 枝豆(大豆の若いやつ)
  • ピーナッツ
  • うぐいす豆
  • コーヒー豆
  • ピスタチオ
  • アーモンド
  • 納豆
  • お菓子
  • おひねり

などなど、投げられるものはたくさんあります(笑)

 

落花生が産地によって広まったように、他の豆も普通に使われている地域があります。納豆は流石に想像がつきませんが( ̄▽ ̄|||)

ただ、節分本来の、大豆を用いる意味からはかけ離れてくるので、厄祓いとして節分をどこまで忠実に行うかによります。

個人的には、ピスタチオ美味しいなぁ〜、いいなぁ〜って感じです(๑´ڡ`๑)

地域によって様変わりする豆まき

豆の種類だけでなく、豆まきのやり方も地域によって様々です。

先程挙げたように、豆をまくのではなく四つ角に置く地域もあれば、「鬼は内」と鬼を呼び込む地域もあります(鬼と寄り添って生きてきた地域や、鬼が名字に入る人の多い地域など)。また、神棚に向かって豆をまくことで、神様の力を高めようとする地域もあります。

神事としての豆まき、イベントとしての豆まき、その両方の側面から様々な派生や独自の豆まきが生まれています。

マンションに住むあなたならではの、独自の豆まきが見つかるといいですね。

 

☆おまけ☆

そういえばコーヒー豆って大豆を焦がしてもつくれるんじゃねーの???

 

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