引越しすると常につきまとうのが「挨拶どうするか」問題。
特に新社会人だったりで初めて一人暮らしする時、どうすべきか悩みます。
「悩むまでもなく挨拶すればいいんじゃない?」って私も最初はそう思ってました。
でも、やってみると案外難しいものなのです。
--
◯ 挨拶以前に初めての引越しでお悩みなら、以下の記事をご覧くださいね↓↓
新社会人の引越しの手続きについて。引っ越しはいつ?費用は?
(挨拶云々の話は敢えて省いてますが、その理由は本記事を読むとわかります)
--
目次
引越しの挨拶はアパートに一人暮らしの場合は?
マイホームを手に入れ、家族揃っての引っ越し。
というのであれば、近所付き合いや自治体への参加の観点から引越しの挨拶は必須かと思います。
ですが、アパート(賃貸)でかつ一人暮らしという状況であれば、そうとは限りません。むしろ良かれと思って挨拶に行くことが逆に迷惑になりかねない。
日中はあなたも相手もお仕事かと思います。とすると、挨拶のタイミングは朝か夜。
朝は仕事の準備でバタバタしててやめてくれって感じですし、夜は夜で帰ってきてゆっくりしてるのにやめてくれって感じですよね(笑)
かといって、部屋から出た時や部屋に入ろうとしているところでいきなり声をかけられてもびっくりしますしね。
また、そうでなくとも防犯意識から女性は顔を出しづらかったりします。知らない相手に女性の一人暮らしなんだなと思われることは結構怖いものがあります。
男性にしたって、普段誰も訪ねてこないのに急にチャイムが鳴れば警戒します。「またNHKか!」ってなるかもしれません。
単身者の多そうな1Kのアパート等では、近所付き合いなど皆無であることが多いです。引越しの挨拶自体、自己満足で迷惑なものになりかねません。
唯一、挨拶すべきは大家さんです。1,000円程度のお菓子や日用品を手土産に「これからお世話になります」と一言ご挨拶しておきましょう。
あとはケースバイケースなので、部屋を紹介してもらった不動産代理店の担当者に相談してみてもいいかもしれません。場合によっては「この人だけには挨拶必須です!」とか裏情報が出てくることもあります。
引っ越しの挨拶でアパートで居留守?
上記の通り、私個人の意見としては、単身でのアパートへの引越しの場合、引越しの挨拶は基本不要だと思ってます。
そう考えるに至った経緯について、少しお話させてください。
以前の記事(新社会人の家探し体験談。部屋探しのポイントについて!)で新社会人となる私がアパートを決めるまでの流れについてお話しました。
その後、3月下旬に意気揚々と引っ越してきて、ある程度片付けも終わったその日の夜。1,000円程度の手土産(洗剤だったかな)を両手に、両隣と真下(私は2階だったので1階住人)へ挨拶に行きました。
挨拶は3軒隣までとか、上下左右とか聞きますが、生活音で迷惑をかけるとすると、左右と下だけだろうという判断でした。あとは引越しの荷解きでドタバタしているお詫びも兼ねて。
まずは左隣から。出ません。
右隣。出ません。
下。出ません。
1〜2時間経ってから、再度チャレンジ。
左隣。出ません。
右隣。出てきてくれました!女性の一人暮らし。「わざわざありがとうございます」と言いつつも、少し困惑した表情。やはり知らない男の前に顔を出すのは躊躇するのでしょう。こちらも女性の一人暮らしと知れば、あわよくばって下心がないと言うと嘘になりますし。
下。出ません。
1日置いて、再々チャレンジ。
左隣。出ません。。
下。出ません。。
更に1日置いて、再々々チャレンジ。
左隣。出ません。。。
下。インターホン越しに反応あり!
ピンポーン。「はい。」「上に引越してきた◯◯と申します。ご挨拶に伺いました。」「あ〜、そういうの結構です。」ガチャリ!
「・・おい。顔くらい出せよ(#^ω^)」男性の一人暮らしのようで、ずっと居留守してた雰囲気です。
そうですよね。ここ数日で何回も何回もインターホン鳴らされたらウザいですもんね。左隣の人はいないのか居留守なのか結局わかりませんでした。
こちらとしては引っ越しのドタバタで迷惑かけてたら嫌だなーって、ただそれだけなんですが、下手をすると二重に迷惑をかけかねないってことですよね。私も含め、若い単身者だと知らない相手には基本的に居留守使うことが多い気がしますし。インターホンにカメラがついてれば尚のこと。
結果として1勝2敗だったわけですが、右隣の女性には気を遣わせてしまったので0勝3敗かもしれません。
以降、何度か引越ししましたが、引越しの挨拶はしませんでした。入る時はもちろん、出ていく時も。いや、もしかすると懲りずに1回くらいはしたかもしれませんが、偶然すれ違った際に挨拶した程度だった気がします。
引越しのドタバタで文句言ってくるような人がいるなら、おそらく不動産屋から何かしら注意があると思いますし、言ってきたときに謝れば済む話です。律儀に引越しの挨拶をする必要はないでしょう。
ちなみにお隣さんが入れ替わることも何度かありましたが、私自身、畏まって引越しの挨拶をされたことは一度もありませんでした。
単身者の多いアパートでお隣さんと仲良くなるのは、街ですれ違う人と仲良くなる以上にハードルが高いことなのかもしれません。
引っ越しの挨拶で会えない場合
こちらの気持ちを伝えることと、相手の迷惑(困惑)を天秤にかけると、単身者の引越しの挨拶は不要だと思います。
ただ、「どうしても一言伝えないと気が済まない!」という場合。
解決策は「張り込み」です。相手の行動パターンを調査し、偶然を装ってすれ違いを演出するのです!!
・・・冗談です。ストーカー行為になりかねないので、絶対やめてくださいね(・∀・)
本当に偶然、帰り際とかに挨拶する機会があれば、抵抗感なく気持ちよく挨拶できることも稀にあります。インターホンを鳴らす必要もなく、時間的な手間もなく、警戒心を与える可能性も低く、ベストな状況だといえるでしょう。(とは言え、女性によっては顔を見られてしまったと思う人もいるかもしれませんが)
これに次ぐ、確実性のあるベターな選択肢はといえば、「手紙」です。
「手紙」というより「メモ書き」程度のものだとお考えください。
[su_box title="文例1" style="soft" box_color="#ecaee8"]「☆☆号室に引越してまいりました◯◯と申します。引越し時の騒音でご迷惑をお掛けし、申し訳ございません。ご不在のようでしたので、このようなかたちとなりますがご挨拶申し上げます。今後とも宜しくお願いいたします。 ◯◯」[/su_box]
とか、
[su_box title="文例2" style="soft" box_color="#ecaee8"]「☆☆号室に引越してまいりました◯◯と申します。直接のご挨拶はご迷惑になるかと思い、お手紙にてご挨拶させていただきます。今後とも宜しくお願いいたします。 ◯◯」[/su_box]とか簡単に書いたメモ用紙を、ポストに投函しておきます(当たり前ですが、赤いポストじゃないですよ!)。封筒にも入れないほうが良いくらいだと思います。
読むも読まないも相手の自由ですし、ポストも見ないような人はおそらく挨拶云々とか気にしない人です。
律儀な方であれば、お手紙を返してくれたり、わざわざ訪ねてきてくれるかもしれません。もし何か戴いた際は後日お返しに伺う旨を伝えておけば、インターホンを鳴らしても警戒されないでしょう。
あっ!間違ってもいきなり品物を渡したいからと言って、品物と手紙を入れた紙袋を相手の玄関先に置いておく、、とかしないでくださいね!相手からすれば得体が知れなくて気持ち悪いだけですので。。同様にポストに品物を投函するのもやめてくださいね(^^;)
引越しの挨拶は状況に応じて
挨拶は生活のなかで当たり前の行為です。ですが、時と場合によっては迷惑になることもあります。女性なら自分の身を守ることを最優先しなければなりません。
あなたがどんなアパートに住むのか、どんな住人が住んでいるのか、挨拶してトラブルに巻き込まれることはないか、相手に迷惑をかけることはないか。
よく考えたうえで、少しでも引っ掛かることがあるなら、無理に挨拶する必要はないでしょう。