不滅のあなたへ 観察者(黒いの)の目的と人間になった理由を考察

「不滅のあなたへ」に登場する最大の謎ともいうべき観察者(黒いの・ミスターブラック)。

彼の目的は何なのか、そして何故人間になることを選んだのか、今回はこの2点の考察・感想を書いてみます。

(※ 原作コミック15巻までのネタバレを含みますので気にしない方のみお進みください。また間違いや勘違い、飛躍的解釈や独自の解釈もありますがどうぞ大目に見てやってください。)

 

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不滅のあなたへ 観察者(黒いの)の目的は?

観察者の目的は「世界を観察し、世界のすべてを収集保存する」こと。

これは自分でそう言っていますが、この世界のすべてにはどこまで含まれるのでしょうか。

 

ノッカーを敵対視していることからみて、ノッカーが潰そうとしている生き物の器(身体)は保存対象だとわかります。

また、フシの人間的成長を促していることからみて、人間の身体に付随する感情もまた保存対象なのかもしれません。

 

しかし、ノッカーが微細に進化し、人間との共生を選んだとわかると、

フシに収集を止めて人生を謳歌するように告げて、自分は人間になります。

 

フシがまだ水や火を創り出すことができない不完全な存在だとわかっているにも関わらず、です。

どうして観察者は収集を止めてしまったのでしょうか。そしてどうして人間になったのでしょうか。

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不滅のあなたへ 観察者(黒いの)が人間になった理由は?

一つ考えられるのは、ノッカーが器を破壊して世界のかたちを変えようとしない以上、自分は必要なくなったと考えた可能性です。

それどころか、ノッカーは死んだ人間に成り代わり、器の役割まで果たそうとしています。

ノッカーから世界のかたちを守ることが使命だと考えているならば、これは妥当かもしれません。

そして、フシが水や火を再現できなくとも、無生物にノッカーが取り付いたり、ノッカーによってそれらが滅ぼされたりすることはないため、もう保存する必要はないと考えたのかもしれません。

 

ですが、これだけでは人間になった理由にはなりません。

フシの成長をみて、自分も人間になってみたいと考えたのか?

人間的感情や愛に触れてみたいと思ったのか?

 

観察者は思考はできるけれども感情は持ち合わせていない様子でした。

それゆえに観察者自身の成長も止まったままでした。

世界に根を張り、世界と同化している様子は、ノッカーが楽園において個をもたず集団意識しかもたないのと同じことのように思えます。

 

観察者がどこからきて、どこへ行くのかは一切描かれていませんが、

もし観察者がフシを生み出したように、観察者もまた誰かに世界の収集保存装置として生み出されたとするならば、フシと同じような人生を歩んできたはず。

 

その頃の感情を取り戻したいと思ったのでしょうか?

敢えてフシが最初に獲得した少年と同じ年頃である11歳のサトルを選んだのも、個としての成長を望んだかたちにも見えます。

 

また、そもそも永久の時間を生きることができそうな観察者が、フシを後継者として生み出す必要があったのか?

今後の展開次第ですが、ノッカーや観察者にはない人間的な感情や愛が物語のキーになっていくのは間違いなさそうです。

おわりに

「不滅のあなたへ」の観察者(黒いの・ミスターブラック)の目的と人間になった理由について考察してみました。

「個と集団」「個と世界」「個の感情と集団意識」「個と個の間に生まれる愛と世界の意思」、こういった対比が鮮やかだなと感じます。

 

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